建設業のコーポレートサイトを作るなら、まずは「トップページ・事業紹介・施工実績・会社概要・お問い合わせ」を軸に考えると、情報を整理しやすくなります。工事を依頼する人や取引先が、対応できる仕事と会社の情報を確認できる構成です。採用を進めたい場合は、求職者向けの情報も加えます。
同じ建設業でも、住宅を建てる会社と、土木工事や専門工事を担当する会社では、伝える内容が変わります。ここでは、中小建設会社がサイトを新設・見直しするときに、各ページへ何を載せるかを具体的に整理します。
建設業のサイトで用意したい基本ページ
ページの役割を、訪問者が知りたいことに合わせて分けてみましょう。
ページ | 載せる主な情報 | 訪問者が判断できること |
トップページ | 主な工事、対応地域、代表的な実績、各ページへの案内 | 自分の相談に関係する会社か |
事業紹介 | 工事の種類、対象、担当範囲、対応条件 | どの仕事を依頼できるか |
施工実績 | 工事概要、写真、自社が担当した内容 | 相談したい工事に近い経験があるか |
会社概要 | 正式名称、所在地、代表者、沿革、該当する許可情報 | どの会社が事業を行っているか |
お問い合わせ | 相談方法、受付窓口、入力項目、個人情報の案内 | どこへ、何を伝えればよいか |
これはサイトを設計するための構成案です。すべての建設会社がこの名称で独立した5ページを設ける、という法的な決まりを示すものではありません。情報量が少なければ、一部を同じページにまとめる方法もあります。
トップページは、対応する工事がすぐにわかるように
トップページの冒頭には、会社名とともに「何の工事を、どの地域で行う会社か」を書きます。「地域の未来をつくる」といった言葉を掲げる場合も、具体的な事業内容を近くに添えると、初めて見る人が会社の仕事を把握できます。
住宅の新築・改修、道路や造成、内装や設備など、自社が実際に対応している工事を示しましょう。一般のお客様から直接相談を受けるのか、元請会社から専門工事を受けるのかも、案内を分ける際の判断材料になります。
その下に、事業紹介、代表的な施工実績、会社概要への入口を置きます。採用にも力を入れるなら、採用情報へ進める案内を加えます。トップページは概要を伝え、詳しい説明は各ページで読めるようにすると、工事相談と求人の両方を探しやすくできます。
事業紹介は、工事名と担当範囲を具体的に
「建設工事一式」「幅広く対応」という説明だけでは、依頼できる内容を判断しにくくなります。事業紹介には、工事の種類に加えて、対象となる建物や設備、新築・改修の別、対応地域を載せます。
たとえば内装工事なら、店舗・事務所などの対象、間仕切りや床・壁などの対応内容を、自社の業務に合わせて整理できます。これらは記載項目の例なので、扱っていない仕事まで広げる必要はありません。
設計、施工、施工管理のうち、どこを担当するのかも明らかにします。協力会社と連携して対応する内容は、その体制が伝わる説明にしましょう。発注者が読む場合と、専門工事を任せたい元請会社が読む場合では、必要な詳しさも変わります。
事業ごとに説明や実績が十分にあるなら、個別ページに分ける方法があります。まだ情報が少ない段階では、1つの事業紹介ページの中で見出しを分けても構いません。
施工実績は、写真と自社の仕事をセットで伝える
施工写真は完成した状態を伝えられますが、写真だけでは自社が何を担当したかがわかりません。実績には、公開できる範囲で次の情報を添えます。
工事の種類と対象建物・施設
施工地域と竣工時期
元請・下請などの立場と、自社の担当範囲
対応した課題や施工内容
建物全体の写真を載せる場合も、担当が外構や設備などの一部分であれば、その範囲を明記します。工期や規模も、確認できて掲載可能な情報があれば参考になります。
写真、施主名、建物名、所在地などは、契約や掲載許可を確認してから使います。公開できない情報は省き、地域や工事内容だけで説明する方法もあります。詳しい住所を出さなくても、仕事の内容は伝えられます。
実績をまだ公開できない場合は、対応できる工事や仕事の進め方を充実させるところから始めましょう。実績として掲載できる資料がそろった段階で追加できます。
会社概要は、基本情報と許可情報を確認して載せる
会社概要では、正式な会社名、所在地、代表者名、設立・沿革、連絡先などを整理します。訪問先を案内する場合は、本社・営業所・資材置き場などの役割を区別し、来訪できる場所がわかるようにします。
建設業許可を受けている会社では、許可行政庁、許可番号、一般・特定の別、許可を受けた業種などを、現在の許可通知書等と照合して載せると、取引先が確認する際の参考になります。更新や変更があったら、サイトの情報も見直します。
建設業許可の制度は、国土交通省「建設業の許可とは」で確認できます。実際に掲載する内容は、自社の資料を基に整理しましょう。
資格や所属団体を紹介する場合も、名称と現在の状況を確認します。資格者数を書くなら、いつの情報か、誰を数えているかを社内でそろえておくと、更新時に確認しやすくなります。
お問い合わせは、相談内容に合った入口を用意する
工事の相談、取引の相談、採用への応募を受け付けるなら、それぞれの連絡先やフォームの選択項目を用意します。電話番号を載せる場合は、受付時間も実際の対応に合わせて示します。
工事相談のフォームは、名前、連絡先、工事の種類、予定地域、相談内容など、最初のやり取りに必要な項目から考えます。時期や図面が決まっていない段階でも送れるか、必須項目を確認しましょう。返信時期や現地調査の条件は、実際に対応できる範囲で案内します。
フォームで個人情報を受け取る場合は、利用目的と取り扱いの案内も検討します。個人情報保護委員会のFAQでは、本人が入力画面に記入して直接提供する個人情報は、原則として利用目的の明示が必要と説明されています。利用目的が取得の状況から明らかな場合の例外もあります。
プライバシーポリシーへのリンクなどを使い、送信前に案内を確認できるようにします。具体的な記載や運用は、取得する情報と利用方法に合わせて整えましょう。
採用や工事の流れは、目的に合わせて追加する
採用を進めたい場合は、採用ページを設けると、仕事内容と応募条件をまとめて伝えられます。募集職種、勤務地、勤務時間、給与・待遇、必要な資格、応募方法などを、現在の募集内容に合わせて掲載します。社員の紹介や現場写真を加えるなら、本人の掲載許可も確認します。
工事を初めて依頼するお客様に向けては、相談から現地確認、見積もり、契約、施工、引き渡しまでの流れを説明するページが候補です。順番や対応範囲は、実際の会社の進め方に合わせます。保証やアフター対応を載せる場合も、対象と条件を明らかにしましょう。
安全管理の取り組み、協力会社の募集、よくある質問も、訪問者の判断に必要なら追加できます。お知らせは、休業日や募集情報などの更新に使えますが、更新担当と掲載する内容を決めてから設けると運用しやすくなります。
最初は情報をそろえ、必要に応じてページを分ける
限られた予算や資料で始めるなら、トップページに事業紹介と実績の概要をまとめ、会社概要とお問い合わせを別ページにする構成も考えられます。個人情報の案内も、必要な内容を別途用意します。ページ数を決める前に、依頼できる仕事、確認できる実績、会社情報、連絡方法がそろっているかを見てみましょう。
まずは、会社案内、現在の許可資料、公開できる施工写真、相談窓口の情報を集めます。そのうえで、工事相談と採用のどちらを重視するか、誰が更新を担当するかを決めると、初回公開で用意する範囲を絞れます。
建設業のサイト構成を整理したい方は、現在の会社案内や、掲載したい情報を基にYdeへご相談ください。制作を進める段取りは、ホームページ制作の流れでも確認できます。
建設業のホームページ構成を相談する
作って、育てる。Yde
Ydeは、愛知県・名古屋市を中心に全国対応するWebサイト制作サービスです。初めてのホームページや、新しい事業のサイトづくりを、内容の整理からお手伝いします。公開後の更新も、気軽にご相談ください。
Ydeのサイトを見る →